明日まで、
東京国際映画祭やってますが、渋谷・シアターコクーンで、ひとつ台湾映画を観てきた


邦題/
『ヤンヤン夏の思い出』原題/『一一』
2000年/台湾・日本合作/エドワード・ヤン(楊徳昌)監督
第53回 カンヌ映画祭 監督賞受賞作品
東京国際映画祭では、監督のエドワードヤンが今年6月に急逝したので、監督追悼特集として、5作品上映した。
でも、私は予算的に5作品とも観るわけにはいかなかったので、まずは、『ヤンヤン』を観てきました

なんと2時間53分!!長い!
シアターコクーンの椅子、いまどきのシネコンなんかと違って、背もたれも肩くらいまでで、幅もせまい〜

おしりがほんとにほんとに、痛くなった。。
映画は、とっても面白かった

台湾の今(って言っても7、8年前だろうけど)を凝縮したような展開で、その中で、
生きることや死ぬこと、見えるもの、見えないもの、幸せ、家族、友人などなど、いろんなメッセージが見えた映画だと思う。
ヤンヤンっていうのは8歳の男の子で、その父親は昔の彼女に再会し、母親は宗教にはまって山に行っちゃって、姉は隣の子の彼氏とつきあうようになり、祖母は昏睡状態で、あげくに殺人事件が起こったり。
でも、台湾の生活習慣や宗教観念や家族関係、婚礼の習慣を知らない日本人が観たら、理解できないところがあったり、誤解しちゃうんじゃないかなー、と少し心配になりました

そこが私には面白かったんだけど。
ヤンヤンが途中、カメラに目覚めて、蚊とか人の後ろ姿ばっかり写真を撮るんだけど、叔父さんに「なんで人の後ろ姿ばかり撮るんだ?」と聞かれて、
「だって、自分の後ろ姿は自分では見えないでしょ?だから僕が撮ってあげるんだ。」と言ったのが印象的でした。
そうだ。この世は見えないものばかりだ!そうそう。
イッセー尾形も素敵でした。なんだか過剰に立派な日本人像ではあったけど。
いい意味ですごくリアルで、引き込まれた。
この映画、日本ではDVD化もされているけど、台湾じゃいまだに上映されてないらしい。
…っていうのは、今日上演後に、脚本とお父さん役で主役を演じた呉念真のトークショーで言ってた


↑席が後ろの方だったので、ちっちゃい〜

3人いて、真ん中が呉念真。
それにしてもちっちゃいな。ぜんぜん見えんね。
呉念真は脚本家としての実績がかなり高くて、ホウシャオシェンの
『悲情城市』(1989)や
『戯夢人生』(1993)の脚本なんかを書いてる。
なんかどこかで見たことあるなーと思ってたら、台湾のCMで「蠻牛」だったか、それ系のCMに外国人と出てたと思う、たしか

。
エドワードヤンは亡くなって半年しか経ってないし、
「亡くなったという実感がない。彼は海外に行くことも多かったので、帰国して『また脚本見てもらえる?』って今にも電話が来るかんじがするよ。」と呉念真は言ってました。
「でも、人はいつかいなくなるもの。監督の死は本当に惜しいことだけど、次の新しい良い監督がきっと出てくるよ。」
とも。
呉念真自身はこの映画で、「スーツのサイズが合ってないんだよ!大きすぎるよね??」と冗談っぽく言ってた。
台湾の素敵なおじさん、といった感じの人でした

あと、なんとなんと会場で大学時代の友・Mくんに卒業以来で偶然会った。
びっくり!あまりの変わりなさにも

。今度ゆっくり会いたいもんです。
今日はいい映画見られて、しかもトークショー付きで、超久しぶりの友だちにも会えて、ラッキー

台風もう去ったかな?


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